南総里見八犬伝は史実を調べて、暗号で残した勢力図 そして犬神信仰をそこに残した。その犬神信仰は祟り神の犬とは違う。



南総里見八犬伝』は、室町時代後期を舞台に、安房国里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)を主人公とする長編伝奇小説である。共通して「犬」の字を含む名字を持つ八犬士は、それぞれにの文字のある数珠の玉(仁義八行の玉)を持ち、牡丹の形の痣を身体のどこかに持っている。関八州の各地で生まれた彼らは、それぞれに辛酸を嘗めながら、因縁に導かれて互いを知り、里見家の下に結集する。
馬琴はこの物語の完成に、48歳から75歳に至るまでの後半生を費やした。その途中失明という困難に遭遇しながらも、息子宗伯の妻であるお路の口述筆記により最終話まで完成させることができた。『八犬伝』の当時の年間平均発行部数は500部ほどであったが、貸本により実際にはより多くの人々に読まれており、馬琴自身「吾を知る者はそれただ八犬伝か、吾を知らざる者もそれただ八犬伝か」と述べる人気作品であった。明治に入ると、坪内逍遥が『小説神髄』において、八犬士を「仁義八行の化物にて決して人間とはいひ難かり」と断じ、近代文学が乗り越えるべき旧時代の戯作文学の代表として『八犬伝』を批判しているが、このことは、当時『八犬伝』が持っていた影響力の大きさを示している。逍遥の批判以降『八犬伝』の評価は没落していくが、1970年代から80年代にかけて復権し、映画や漫画、小説、テレビゲームなどの源泉として繰り返し参照されている[2]
なお、里見氏は実在の大名であるが、「八犬伝で有名な里見氏」と語られることがある。『八犬伝』の持つ伝奇ロマンのイメージは安房地域をはじめとする里見家関連地の観光宣伝に資しているが、史実とフィクションが混同されることもある。

八犬士の「モデル」[編集]

「里見八犬士」は、もともと享保2年(1717年)に刊行された槇島昭武編『和漢音釈書言字考節用集』(「増補合類大節用集」とも。馬琴は肇輯に付した「八犬士伝序」[14]に「槇氏字考」として言及している)に、「尼子十勇士」などとともに掲載された武士の名前のリストである。『和漢音釈書言字考節用集』では「犬山道節・犬塚信濃・犬田豊後・犬坂上野・犬飼源八・犬川荘助・犬江新兵衛・犬村大学」の名が列挙されている。



犬山道節 別名 犬山道節

井上 道節因碩(いのうえ どうせついんせき、1646年正保3年) - 1719年享保4年)12月7日)は、江戸時代囲碁棋士で、家元井上家四世井上因碩、五世名人碁所。元の名は桑原道節で、井上道節因碩名人因碩と呼ぶ。難解さで古今唯一とされる『囲碁発陽論』の著者。本因坊道策の弟子であったが、道策流の理論的な布石よりは力戦的な碁であったとされる。

経歴[編集]

美濃国大垣に生まれる。1歳年長の本因坊道策の弟子となり、七段準名人に進み門下の五弟子五虎)、または六天王と呼ばれた一人であった。本因坊跡目には小川道的、次いで佐山策元が選ばれ、道節は争碁を望んだとされる。二人の夭折後も道策は神谷道知に期待し、道節は元禄3年(1690年)に道策の弟である三世井上因碩(道砂因碩)の養子となり、跡目とされる。この年に御城碁に45歳で初出仕。元禄9年(1696年)に三世因碩が没し、翌年家督を継いで四世井上因碩となる。


坂上野 別名 犬坂毛野

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus - 犬坂毛野の用語解説 - 滝沢馬琴の読み本「南総 里見八犬伝」の登場人物。里見八犬士のひとりで智の玉をもつ。美少女,僧形の手品師 などに変装して父の仇を討つ。里見家に軍師としてつかえ,安房(あわ)に侵攻した扇谷( おう ...



犬江親兵衛 別名 犬江新兵衛

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水行奉行高木新兵衛は、近世史上稀にみる難工事・宝暦治水の監督者の一人です。宝 暦治水といえば、平田靭負を総奉行とする薩摩義士の偉業が余りに有名ですが、実は その実質的な遂行者は高木新兵衛。幕府や笠松郡代とともに、木曽・長良・揖斐の木曽  ...



犬塚信乃 別名 犬塚信濃

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犬田小文吾 別名 犬田豊

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犬田小文吾は、戯作『南総里見八犬伝』の登場人物。 『南総里見八犬伝』に登場する悌 の珠を持つ八犬士。 尻に牡丹の痣がある。 概要 犬田 小文吾 悌順(いぬた こぶんご やすより) 父は武家出身だが、町人として暮らしている行徳の旅籠屋・古那屋文五兵衛 の .