平岡のじいさん、こんな国土の端っこにいたんか
平岡のじいちゃんは天神好きだったんだよな・そういや。
樺太庁長官時代に、王子製紙の大泊への誘致に積極的に関わり、樺太の製紙・林業の発展に寄与した。また、漁業改革にも着手し、樺太拓殖の父として、昭和5年(1930年)8月22日、豊原の樺太神社に銅像が建てられた。
遺骨[編集]
歴史[編集]
氷河期には大陸と陸続きだった。日本(間宮林蔵など)やロシア帝国の到達以前は南部にアイヌ民族、中部にウィルタ民族(アイヌ民族は「オロッコ」と呼んだ)、北部にニヴフ民族(ニヴヒとも)などの北方少数民族がいた。それ以前にはオホーツク文化人(日本書紀に記される粛慎)などが存在していた。
日露競合前[編集]
中国、朝鮮の古書(山海経、海東諸国記)には、いずれも「日本の北(又は領域)は黒龍江口に起こる。」と記載。また、飛鳥時代の斉明天皇のころ行われた蝦夷征討・粛慎討伐の際、阿倍比羅夫が交戦した場所は樺太との説もある。
- 640年 - 「流鬼」が唐に入貢。
- 762年(天平宝字6年)12月1日 - 陸奥国(陸前国)の国府・多賀城に修造された多賀城碑に「去靺鞨(まっかつ)国界三千里(1600km)」と記される。
- 1217年 - 安藤太が蝦夷沙汰職・蝦夷代官になる。
- 1264年 - 蒙古帝国(のちの元)が3000人の軍勢を樺太に派兵し、住民の「骨嵬」を朝貢させる。
- 1284年 - 「骨嵬」が元に反乱を起こす。
- 1295年 - 日持が日蓮宗の布教活動の為に樺太へ渡り、本斗町阿幸に上陸し、布教活動を行ったとされる。
- 1297年(永仁5年)5月 - 蝦夷沙汰職・蝦夷代官安藤氏が蝦夷(樺太アイヌ)を率いて黒龍江流域に侵攻しキジ湖付近で元と交戦[11]
- 1308年 - 「骨嵬」、元に降伏。毎年の貢物を約束。
- 1336年〜1392年(南北朝時代)の具足が樺太から出土している。
- 1368年 - 元が中国大陸の支配権を失い北走、満洲方面を巡って新興の明を交えての戦乱と混乱が続き、樺太への干渉は霧消する。
- 1411年 - 明は、黒竜江(アムール川)下流域まで進出。衛(役所)を樺太など3箇所に設置し、アイヌ民族と交易する。
- 1485年 - 樺太アイヌの首長が、蝦夷管領・安東氏の代官武田信広(松前家の祖)に銅雀台を献じ配下となる。
- 1593年 - 豊臣秀吉は松前慶広に先住民であるアイヌの保護を行うとともに、諸国から集まる人々を取り締まり、従来どおりこれらから税を取り立てる権利を認めた [12]。
- 1603年 - 松前藩によって宗谷に利尻・礼文・樺太を司さどる役宅が置かれた。
- 1635年 - 松前藩の松前公広が村上掃部左衛門を樺太巡察に派遣し、ウッシャムに至る。
- 1644年 - 江戸幕府が松前藩から提出の所領地図を基に作成した「正保御国絵図」に、樺太が北海道の北の大きな島として記載されている。
- 1679年 - 松前藩の穴陣屋が久春古丹(大泊町楠渓)に設けられ、日本の漁場としての開拓が始まる。
- 1685年(貞享2年) - 樺太は松前藩家臣の知行地として開かれたソウヤ場所に含まれた(商場(場所)知行制を参照)。
- 1700年(元禄13年) - 松前藩は樺太を含む蝦夷地の地名を記した松前島郷帳を作成し、幕府に提出。
- 1709年、清の皇帝が3人のイエズス会修道士に命じて清国版図測量中に黒竜江河口対岸に島があると聞き、満州語で、現地民の通称であるサハリン・ウラ・アンガ・ハタという名で呼んだ。
- 1715年(正徳5年) - 幕府に対し、松前藩主は「十州島、樺太、千島列島、勘察加」は松前藩領と報告。
- 1742年頃 - 樺太アイヌが清商人から略奪をはたらき、清の役人が樺太アイヌを取り締まる。
- 1752年(宝暦2年) - ソウヤ場所から樺太場所が分立(場所請負制を参照)。
- 1790年 - 樺太南端の白主に松前藩が商場を設置、幕府は勤番所を置く。
- 1798年 - 東蝦夷地(北海道太平洋岸および千島)が公議御料(幕府直轄領)となり、場所請負制を通じて東蝦夷地のアイヌ人の宗門人別改帳が作成される。
- 1806年(文化3年) - 日本との通商を拒否されたニコライ・レザノフの部下のロシア海軍士官らが報復のため久春古丹を焼き討ちにする(文化露寇、1806〜1807年)。弁天社の鳥居に真鍮でできた板を取り付け「樺太の占領」「先住民はロシアに服従した」と意味する内容が記された。
- 1807年(文化4年) - ロシア海軍士官らが択捉島、礼文島などとともに留多加を襲撃する。警備のため幕府が秋田藩・弘前藩・仙台藩・会津藩などに蝦夷地への出兵を命じる。西蝦夷地(北海道日本海岸・オホーツク海岸・樺太)も公議御料とし、以降樺太アイヌを含む全蝦夷地のアイヌ人の宗門人別改帳が作成されるようになる。