くもの糸

これ 実際 違う 今回は

その糸にぶらさがってくる連中と結託し これは俺の糸とアピールしながら

これに掴りたいなら ついてこいと アレルギー起こすキメラを自分で呼び集め

どんどんぶらさがり 糸を自慢していた

あげく それをうらみながら 最後まで逃げ そういう人間に守られているために

糸は消えたっていう話



あらすじ[編集]

釈迦はある日の朝、極楽[9]を散歩中に池を通して下の地獄を覗き見た。罪人どもが苦しんでいる中にカンダタ(犍陀多)という男を見つけた。カンダタは殺人や放火もした泥棒であったが、過去に一度だけ善行を成したことがあった。それは林で小さな蜘蛛を踏み殺しかけて止め、命を助けたことだ。それを思い出した釈迦は、彼を地獄から救い出してやろうと、一本の蜘蛛の糸カンダタめがけて下ろした。
暗い地獄で天から垂れて来た蜘蛛の糸を見たカンダタは「この糸を登れば地獄から出られる」と考え、糸につかまって昇り始めた。ところが途中で疲れてふと下を見下ろすと、数多の罪人達が自分の下から続いてくる。このままでは重みで糸が切れるだろう。カンダタは「この蜘蛛の糸は俺のものだ。下りろ。」と喚いた。すると蜘蛛の糸カンダタの所から切れ、彼は再び地獄の底に堕ちてしまった。
無慈悲に自分だけ助かろうとし、結局元の地獄へ堕ちてしまったカンダタを浅ましく思ったのか、それを見ていた釈迦は悲しそうな顔をして蓮池から立ち去った。