川を再生する条件


川の自然の力が まだ残ってるだろうか・・・・




ヤムナー川サンスクリット語यमुना英語Yamuna River)は、インド北部を流れる全長1,370kmので、ガンジス川最大の支流である。ジャムナー川(Jamuna River)とも呼ばれる。

環境[編集]

ヤムナー川は世界で最も汚れている川の一つとされている。特に首都ニューデリー周辺では、排泄物の57%が流入していることもあり、深刻な状況になっている。このため、何度も浄化が試みられたが、それらの努力が徒労であることを証明するに留まっている。インド政府も5億ドル近くを投じてヤムナー川の浄化を図ったが、多くの生活排水処理施設が資金不足や故障に見舞われ、生活ゴミによる汚染は拡大を続けている。さらに、年間のうち9ヶ月にわたって川の水が停滞し続けているため、この状態が長く続く状態になっている。デリー都市圏は1日あたり32億9,600万リットルもの生活排水を川に流していることから、インド政府は5ヶ年計画で処理施設の再建または修理し、川に流す計画を準備している。
このほかヤムナー川の汚染に対しては、政府の環境森林省国家保全河川局が1993年から行っている「ヤムナー川アクションプラン」により、環境森林省がハリヤーナー州の12の町とウッタル・プラデーシュ州の8つの町、そしてデリーを対象に浄化の取組みを行っている。国際協力銀行はこのアクションプランに対し、21ヶ所のうち15ヶ所の取組みについて177億7,300万円の長期低金利貸付を行う形で参加している。このインド政府による下水処理施設の改修計画は、2010年までに川の水質を90%にまで改善することを予定している[2]